グローバル人材になろう☆

英語が話せることは、きっと強みになる!

忙しい看護師が英語を勉強するコツとは?

日本は企業や学校など、様々な分野で外国人の受け入れが進み、旅行での来日だけでなく居住者としての外国人も増えています。そんな人々が体調を崩した時、もちろん対応するのは日本の医療現場です。外国人患者と接する上で、看護師の英語スキルが活躍する機会も増えています。

日頃忙しい看護師が英語を勉強するコツは「ゴール(目標)を決めること」と、「短くとも毎日英語に触れること」です。病院で使う英語は分類として「医療英語」とも呼ばれます。日常会話ではほぼ使わない英単語などが含まれ、独学で勉強する難易度はより高くなっています。

例えば「英語で患者対応したい」という目標を決めた場合、「医療英語と医療シーンで使う英単語・文法」に学習範囲が絞れます。看護留学ほど難易度の高い文法や、日常会話ほど多岐にわたるシーンを想定する必要はありません。自身の目的に応じて、学習範囲の取捨選択をしていきましょう。

なお、看護師の勤務形態では、机に向かうまとまった時間を取るのは難しいかもしれません。しかし5分、10分程度ならどうでしょうか。通勤、休憩中にネットラジオで英語を聴くなど、毎日短時間でも「英会話」に触れる時間を設けてみましょう。病院内で見られる医療用製品やカルテの英単語を音読してみたり、発音が分からない単語を調べるなどしても実践的な英単語に触れられます。独学に限界を感じた時は、看護師・医師向けに医療英語のオンラインレッスンをしている英会話塾も存在しているので利用してみましょう。

看護師が英語を勉強するメリットは?

看護師が英語を勉強するメリットは、大きく分けて3つあります。

1つ目は「今後増えるだろう外国人患者への対応に役立つ」ことです。訪日外国人数はコロナ禍の只中で9割減少しましたが、それまでは2012年から右肩上がりに年間の訪日外国人数は増え続けており、2019年には3000万人を突破していました。グローバル化を進める社会において、医療施設、ひいては看護師が体調を崩した外国人へ対応するケースは今後増えていくと考えられています。

2つ目は「英語を活かせる医療関係現場への転職に役立つ」ことです。空港併設のトラベルクリニックやインターナショナルクリニックなど、英語ができる人を重点的に募集している医療施設では、英語力の高さが給与に関わる可能性が高くなっています。英語力を活かすことで、より良い職場への転職が望めます。また専門的な医療現場に限らず、スポーツジムやサウナといった施設においても、看護師資格があり、英語力のあるスタッフを好待遇で募集しているところは珍しくありません。

3つ目は「海外の医療情報を翻訳なしに素早く受け取れる」ことです。海外では様々な分野で、日本より先んじた研究や情報発信が行われています。医療の情報においても同様です。世界人口の約25%が英語で情報収集・発信しているのに対し、日本語ではおよそ全体の2%程度です。訳された海外の情報も、翻訳者のバイアスが掛かった文章になっていることもあります。発信された情報をすぐに読み取る必要がある際に、習得した英語力が役立ちます。

☆看護師の英語の勉強方法や求人探しのコツなどを見てみる:http://im-a-nurse.com